一汁一菜でよいという提案 | ||||
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いきなりの質問ですが。(笑)
そんなのしてるに決まってる。ほとんどの人はそう答えると思います。
以前の私もそうでした。
しかし、以前の私は何食べてたかなと思い出すと。
とある日の食事の例。
- 朝→コーヒーとトースト
- 昼→自作弁当という名の冷凍食品を詰めただけのもの
- 夜→居酒屋でビールと焼き鳥
今見れば、恐ろしいこの偏食っぷりです。
これではちゃんと食事をしていると言えません。
いつ野菜食べてるの?体のこと考えてるの?
あの頃の自分に思わず聞きたいです。
しかも、結婚後10キロも太ってしまい
夜はビールを飲みたいから炭水化物は抜くなんてそんな宣言までしてました。
それでは体にいい訳ないです。
しかし、自炊を始めてみるものの、
メインや副菜を考えて、バランスを考えて買い物に行くも、
正直、いちいち面倒くさい!!!
で、結局今日は面倒くさいから外食しちゃおう〜ってなるんです。
冒頭で作者である料理研究家の土井善晴さんはこう記してます。
この本はお料理が大変と感じている人に読んでほしいのです。
頑張らなくていいんです。
ご飯とお味噌汁、あとは一品あればいいんです。
なんと!!!!
シンプルにそれでいいのか。
今まで頑張ってきたのはなんだったんだろう?
形が決まるとあとはとても楽なんです。
その分、お味噌汁と1品には十分手間をかける。
今までお味噌を食材や気分によって変えるなんて発想すらなかったのですが
今日は麦味噌、明日は米味噌など変えるようになりました。
ご飯もまたそうで、今日は玄米、明日は白米、たまには雑穀米、
それだけでも毎日ワクワクします。
丁寧に炊かれたご飯とお味噌汁で体も心も癒されます。
そして、不思議と感謝の感情がふつふつと湧いてきました。
シンプルを極めるということは感謝を極めるのかもしれません。
そんなことを教えてくれる本でした。